VBAには関数と呼ばれる命令があらかじめ用意されています。
元になるデータ(引数)に対して、何らかの処理を行い、その結果(戻り値)を返す一連の処理を、関数と呼びます。
戻り値 = 関数(引数1, 引数2, 引数3, …)
関数には通常、処理をするための元となるデータが必要です。
この元となるデータを引数(ひきすう)と呼びます。
関数は、与えられたデータに対して何らかの処理を行います。
そして、その結果のデータを返します。
この返ってくるデータを戻り値と呼びます。
Yoshi
関数には、あらかじめVBAによってよういされている関数のほかに、ユーザーが自由に作ることができる「ユーザー定義関数」があります。
数値操作関数
- int関数/Fix関数
数値の整数部分を返します。
【書式】
Int(数値)
Fix(数値)
Sub test()
MsgBox Int(10.5)
MsgBox Fix(10.5)
MsgBox Int(-10.5)
MsgBox Fix(-10.5)
End Sub
- Round関数
数値の小数部分を四捨五入した結果を返します。
【書式】
Round(数値,丸める小数点の桁位置)
Sub test()
MsgBox Round(2.15, 1)
MsgBox Round(2.25, 1)
MsgBox Round(2.35, 1)
MsgBox Round(2.45, 1)
End Sub
- Rnd関数/Randomize関数
引数は省略できます。
Sub test()
Dim i As Long
Randomize
For i = 1 To 4
MsgBox Int((Rnd * 6) + 1)
Next i
End Sub
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