GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代

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組織で成功する人とはどんな人でしょうか

よしママ
よしママ

あの人みたいに成功したい!

我が子を成功させたい!

そんな風に思ったことありませんか?

自分の属している組織に一人でも、憧れるような成功者はいますか?

沸々とそんな感情が湧いてきたら、読んでほしい本があります。

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

この本には「ギバー」、「テイカー」、「マッチャー」の3つのタイプが人間にはいると書いてあります。

組織、会社でも地域でも学校でも、自分の周りにいる人はどのタイプか?

そして、自分は今どのタイプで、これからどうなりたいのか?

この本を読んで、自分の周りの人、そして、自分自身をそれらに当てはめて、これからどうすればいいのか考える機会になりました。

それぞれのタイプと考えをまとめていますので、参考にしていただけたら幸いです。

ギバー ~人に惜しみなく与える人~

人間の3つのタイプである、ギバー、テイカー、マッチャー。

組織の中で、最も成功する人がギバーです。

そして、最も失敗するのも同じくギバーなのです。

成功するギバーと失敗するギバーの違いとは何でしょう。

私の会社を例に説明してみたいと思います。

Uさんは、頭が良くてハイスペックな人です。そして、優しい人です。

Uさんは、人から頼りにされていて、困っている人を見捨てません。

Uさんの周りには、いつも人が集まっていて、Uさんは会社でも人気者です。

一方、Yさんは頼まれると断れないタイプで、仕事を押し付けられていつも忙しそうです。

Yさんは無駄口をたたかず、一生懸命仕事をしますが、仕事はなかなか終わらず残業もしばしば。

真面目なYさんですが、だんだん心は疲弊していき、会社でも楽しくなさそうです。

この話のUさんは成功するギバーです。そして、失敗するギバーはYさんです。

成功するギバーのUさんは、私の憧れの上司です。

実を言うと、失敗するギバーのYさんとは、昔の私です😅

同じギバーでも、二人には大きな差があります。

成功するギバーには、圧倒的な問題解決能力と他責ではなく自責の発想が備わっています。

そして、成功するには、与えることの強みを活かすだけではダメで、その落とし穴も避けなくてはならないのです。与えることも度が過ぎると、自分を犠牲にして、周りやネットワークのつながりのために尽くして終わりということになってしまいます。

「他者に利益をもたらすためには、”自己犠牲”は必要ない」

成功するギバーは「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」を持っている。

他者志向性とは、たとえばチームで仕事をするときに、自分の取り分を心配するのではなく、みんなの幸せのために高い成果を出す、そこを目的に設定することだ。

GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

さらに、成功するギバーは、四つの重要な分野で、独自のコミュニケーション法を用いています。

「人脈づくり」…新しく知り合った人びととの関係をつちかい、以前から付き合いのある人びととの結びつきを強めるための画期的なアプローチ。

「協力」…同僚と協力して業績をあげ、彼らの尊敬を得られるような働き方。

「人に対する評価」…才能を見極めてそれを伸ばし、最高の結果を引き出すための実用的なテクニック。

「影響力」…相手に自分のアイディアや関心事を支持してもらえるようなプレゼンテーション、販売、説得、交渉をするための斬新な手法。

GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

↑まさに、Uさんです!

成功するギバーが自分の近くにいることは、幸運です。

すぐには、すべてを実践するのは難しいですが、成功ギバーの考え方やテクニックを少しずつ取り入れて、その存在に近づきましょう。

テイカー ~真っ先に自分の利益を優先させる人~

人間の3つのタイプである、ギバー、テイカー、マッチャー。

組織の中で、一番気を付けなければならない存在がテイカーです。

組織が上手く動くためには、ギバーを増やすことよりも、テイカーを排除することの方が重要だとされています。

テイカーがギバーを食い物にするからです。

特に、注意が必要なのが、愛想のいいテイカー(=別名ペテン師)です。

テイカーは如才なく、愛想がいいという印象を与えるが、与えるよりはるかに多くを手に入れようとしていることが多い

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

本書では、ギバーがテイカーの食い物にされないための防衛策が記されています。

ギバーは、直感的に相手の真意を見極め、他人を正確に判断できるようです。

愛想のいいテイカーをペテンだと見抜きましょう。

では、そこからテイカーとはどうつき合えばいいのでしょうか?

関わらないほうがいいでしょうが、組織にいるからには、そうはいかない場合もありますよね。

それについても、本書に解決策が記載されています。

テイカーとつき合うときには、マッチャーになればいいのだ。

ただし、最初はギバーでいたほうがいいだろう。

信頼を築くことこそ難しいが、壊すのは簡単だからだ。

それでも、相手が明らかにテイカーとして行動したら、ギバー、マッチャー、テイカーの三タイプを使い分け、ぴったりの戦略をとるのが得策だろうー

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

私は、小学生の頃、「いじめられても、いじめ返さない。みんなで仲良くしましょう。」と言われたことがあります。それも一理あるのかもしれませんが、私は本書ではっきりと記してある、この内容にすごく共感します。

そして、これからも、このギブアンドテイクの考えで行動していくと思います。

また、本書には次のような記載もありました。

ただし、しっぺ返しは与えることと相手に合わせることを、交互に繰り返すほうが有利なことがわかっている。これを「寛大なしっぺ返し」という。「寛大なしっぺ返し」のルールは「よい行いをけっして忘れず、悪い行いをときどき大目に見る」ことだ。最初は協力的な態度に出て、相手が張り合ってこないかぎり、そのままの態度を維持する。相手が張り合ってきても、常に同じように張り合ってはならない。

寛大なしっぺ返しでは、三回に二回は張り合うが、三回に一回は協力的な態度で応じるのである。

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

たしかに、このような対応をしていれば、人間関係は上手くいきそうですよね😊

マッチャー ~損得のバランスを考える人~

人間の3つのタイプである、ギバー、テイカー、マッチャー。

組織で一番多いタイプがマッチャーです。

人間関係の損得はお互いに五分五分であるべきと考える人たちです。

テイカーの多い組織なら、逃げた方がいいですが、マッチャーが平均で一番多いというのは、少しほっとするような気もします。

彼らは、いつも頭のなかに「バランスシート」をもっている。自分と相手の利益・不利益を、そのつど公平にバランスし、ギブ&テイクの帳尻を合わせようとする。「これだけしてもらったから、私も同じくらいお返ししよう」という思考と行動のパターンとなる。

だから、マッチャーというタイプではギブとテイクの間に時間的なズレがあまりない。ギブが先行すればすぐにテイクで補完しようとする。逆に、こういう人びとはテイクが先行することも好まないので、そう感じると意識的にギブする。

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著

分かる気がする。と言うか、正直、自分はこのタイプな気がする。

でも、そう思う人は多いのではないのでしょうか。

まとめ

私は、その時属しているコミュニティによって、その人が失敗ギバーにも、テイカーのようにもなってしまうような気がします。

例えば、学校では失敗ギバーになり、家で荒れてしまいテイカーの様な振る舞いをしてしまう子供。

会社では良い人のように振舞うが、家庭では同じく荒れてしまう大人。

逆に、家でいい子を演じなければならず、学校でいじめの主犯格になってしまったり…。

そういうことはよくあると思います。

公で無理した分は、一番自分の心を許せる場で発散されてしまいます。

もしくは、消耗してしまい、気力を失い、心を病む事になってしまうかもしれません。

学校や会社で搾取され虐げられていても無理して良い顔をして、家で一番心配してくれている家族に取り繕うこともなく嫌な態度をとってしまう…、大切な自分の心を壊してしまう…、これは悲しい事ですね。

学校や会社が変わらない場合、私は環境を変えてその場を離れた方がいいと思います。

テイカーであっても、マッチャーであっても、ギバーになることは可能です。

誰でも、心のどこかに少しはギブの精神があると思います。

ギバーに近づき、いつかは成功ギバーになりましょう。

ギブアンドテイクのやり方を上手く使い分けて、組織で活躍してください。

きっとうまくいきます!

起きている時間の大半を仕事に費やしている私たちが、ほんの少しでもギバーになったら、もっと大きな成功や、豊かな人生や、より鮮やかな時間が手に入るだろうかー。

それは、やってみるだけの価値はある。

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代  アダム・グランド著
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